B型支援
不安障害でお困りの方へ|“安心できる居場所”からはじまる働く準備
こんにちは。
就労継続支援B型作業所「エール」です。
私たちは、さまざまな心の悩みや生きづらさを抱えた方が、「自分のペースで」「安心して」社会と関わっていけるよう、お一人おひとりに寄り添った支援を行っています。
このページを開いてくださったあなたは、もしかすると 不安障害に悩んでおられるかもしれません。
- 電車やバスに乗るのが怖い
- 外に出ようとすると動悸がする
- 人の目が気になって緊張してしまう
- 頭ではわかっているのに、不安が止められない
こうした症状で、日常生活がうまく送れなかったり、働くことに対して不安を感じている方は、決して少なくありません。
でも、どうか覚えていてください。
**「今すぐ無理をしなくてもいい」「あなたには“安心できる準備の場”がある」**ということを。
不安障害とは?
不安障害は、明確な原因がなくても強い不安や緊張を感じてしまう状態を指します。代表的なものには、以下のような種類があります。
- 社交不安障害(SAD):人前で話す、人と会うなどの場面に強い不安や恐怖を感じる
- パニック障害:突然の動悸、息切れ、めまいなどの発作に襲われる
- 全般性不安障害(GAD):日常的にさまざまなことを過度に心配してしまう
どのタイプにも共通するのは、「この不安がまた来たらどうしよう」「周りの人に迷惑をかけたくない」といった、“不安そのものに対する不安”です。
自分ではコントロールできず、周囲からも理解されづらい――そんなつらさを、私たちはとても大切に受け止めたいと思っています。
就労継続支援B型作業所とは?
「働きたい気持ちはあるけれど、体も心もしんどい」
そんな方が、まず一歩を踏み出せる場所が 就労継続支援B型作業所です。
B型作業所では、一般企業での就職をすぐには目指さなくてもOK。
まずは、安心できる環境で、自分のペースで通所することからスタートします。
たとえば、
- 午前中だけの利用
- 週1回からの通所
- 体調に合わせてお休みしてもOK
- 作業なしで“座って過ごす”だけでもOK
といったように、その人の状態にあわせて“やれることから始める”のが特徴です。
不安障害の方にとってのメリット
- 「安心できる居場所」であること
「決まった場所で、決まった人がいてくれる」
それだけで安心できるという方は多くいらっしゃいます。
エールでは、通所時間や作業内容も自由に選べます。スタッフはあなたの状態を否定せず、じっくり話を聴くことを大切にしています。
- 無理に「がんばらない」
「ここに来てまで頑張らなくていい」
それが、私たちの合言葉のひとつです。
不安が強くなると、「またダメだったらどうしよう」「迷惑をかけるかも」と自分を責めてしまう方もおられます。
でも、B型作業所は“トレーニングの場所”。うまくいかなくて当たり前。安心して“試す”ことができます。
- 少しずつ“できた”を重ねていける
最初は「通所できた」「スタッフと話せた」だけでも立派な前進です。
エールでは、あなたの「できた」を一緒に見つけて、応援します。
軽作業や創作活動など、「人と話さなくてもOKな仕事」もあるので、緊張しすぎず取り組めます。
「不安と付き合う力」を育てるプログラムもあります
エールでは、希望される方に《キモチプラス》という感情マネジメントプログラムもご案内しています。
- 不安な気持ちを整理する
- 「考えすぎるクセ」に気づく
- リラックスするコツを見つける
など、不安障害をお持ちの方が“自分との付き合い方”を練習できる内容です。
“気持ちの波”とうまく付き合えるようになると、「また不安になっても大丈夫」と思えるようになります。
利用までの流れ(安心の4ステップ)
- 見学・相談(無料)
事業所の雰囲気を見ていただき、不安なことをお話しください。 - 体験利用
いきなり通所ではなく、短時間の体験から始められます。 - 福祉サービスの手続き
市町村で「受給者証」の申請を行います(スタッフがサポートします) - ご利用開始
「週に1回だけ」「午前中だけ」からでも始められます。
最後に|不安があっても、安心していい場所
不安障害があると、「普通のこと」がとても難しく感じられます。
でも、エールではその“普通じゃない日々”を、一緒に支えることができます。
- あなたの不安を否定しない
- 無理に変えようとしない
- あなたの“できる”を一緒に探す
そんな支援を、私たちは大切にしています。
「ずっと家にいるのもしんどい」「誰かと少し関わりたい」
そんな気持ちが少しでもあれば、ぜひ一度ご相談ください。