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2025.08.05

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【本人公表】名倉潤さんとうつ病|手術後に発症した「心の病」と、回復への正直な歩み

はじめに|「明るい人」でも、心が折れることがある。

テレビ番組やバラエティでいつも明るく、温和なイメージで親しまれてきたお笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤さん。

そんな彼が、2019年に突如として芸能活動の休止を発表し、多くのファンが驚きました。

その理由は、「うつ病の治療のための休養」。
それまで表には見せなかった心の不調を、本人が真摯に語ったことで、同じように心の病に悩む人々にとって、大きな励みと希望の声が広がりました。


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■うつ病の発症は「手術後」だった
名倉さんは2018年6月に頸椎椎間板ヘルニアの手術を受けました。

手術自体は成功したものの、術後の回復期に強い不安やストレスを感じるようになり、それが徐々にうつ状態へと進行していったといいます。

「術後の痛みがなかなか取れず、不安が募った」
「寝つけず、気力も湧かなくなっていった」
「仕事中でも、涙が出てしまいそうなことがあった」

このように、身体の回復とメンタルの不調は切っても切り離せない関係にあることがよくわかります。


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■休養の決断|「少しの間、ちゃんと休みます」

2019年8月1日、所属事務所を通じて名倉さんは**「うつ病の治療に専念するため、約2ヶ月の休養に入る」**と発表しました。

「手術の影響によるストレスが原因でうつ病を発症した」
「これまで通り仕事を続けていくことが難しいと判断した」

という文言が明記されており、明確に「うつ病」であることを公表したことで、メンタルヘルスへの正しい理解と関心が社会に広がるきっかけにもなりました。


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■復帰後も「無理はしない」を大切に

名倉さんは同年10月に復帰しましたが、休養前とは異なり「無理をしない」「無理に元気を装わない」ことを大切にしているといいます。

復帰後のテレビ番組では、周囲の芸人仲間がさりげなくフォローしながら笑いを交わす姿が見られ、職場やチームによる支えが回復には不可欠であることを示す好事例となりました。
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■名倉潤さんのメッセージが伝えるもの
名倉さんは、ご自身のうつ病を「恥ずかしいことではない」「誰にでも起こり得るもの」と語っています。

「あのとき、無理して続けていたらもっと悪くなっていたかもしれない」
「自分を守るために、立ち止まることは必要」
「病気は心の風邪のようなもの。ちゃんと治すことが大事」

これらの言葉は、今まさにうつ病やメンタルの不調に悩んでいる方にとって、大きな安心感を与えるものです。


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■精神疾患と仕事|休むことも「前向きな選択」

うつ病やパニック障害など、精神疾患を抱えながら仕事をすることは決して簡単なことではありません。

集中力の低下や気分の落ち込み、人との関わりがつらいといった症状は、就労を大きく阻害する要因となります。

しかし、名倉さんのように「休んでもいい」「無理しない働き方を模索する」という選択をすることで、再び前向きな生活を取り戻すことができます。


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■就労移行支援事業所エール|心の病と向き合う人のために

就労移行支援事業所「エール」では、うつ病やパニック障害、発達障害などを抱えた方が「働きたい」を実現できるように、以下のような支援を行っています。

▽ エールの支援内容
• 自己理解とストレスコーピング(対処法)
• 無理のない通所ペースの設定
• ビジネスマナーやPCスキルの習得
• 履歴書・職務経歴書の作成サポート
• 企業実習・職場見学のコーディネート
• 就職後の定着支援(職場との連携)
🌱「心が疲れたら、休んでいい」
🌱「休むことも、立派な“働く準備”のひとつ」
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■まとめ|「うつ病になったからこそ、見える景色もある」
名倉潤さんは、心の病を経験したからこそ、他者の痛みや不安に寄り添えるようになったといいます。

「明るくいることは、自分のためでもあった」
「今は、“頑張りすぎない自分”を受け入れている」

心の不調を経験することは決して敗北ではありません。**それは、「これからの自分の生き方を考え直すチャンス」**でもあります。

エールでは、そんな人生の再スタートを支援しています。

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