移行支援
「就職がゴールじゃない」——定着支援で安心して“続ける”働き方へ
こんにちは。
就労移行支援事業所エールです。
今回は、「就職のその後」にフォーカスして、就労定着支援についてお話ししたいと思います。
◆ 就職=ゴール? いいえ、スタートです。
就労移行支援に通って、一生懸命努力して、希望の会社に就職する。
それは大きな成果であり、確かに「ゴール」に見えるかもしれません。
でも、実際にはそこが“本当のスタート”。
働き始めてからこそ、環境の変化や人間関係、体調の波など、さまざまな壁にぶつかることがあります。
エールでは、そんな就職後の「不安」や「困りごと」に寄り添う定着支援を行っています。
◆ 定着支援って何をしてくれるの?
簡単に言えば、「就職後も安心して働き続けるためのサポート」です。
たとえば、こんな支援があります:
- 月1回以上の面談で体調や仕事の様子を確認
- 職場訪問によるフォロー(ご本人の同意がある場合)
- 上司や同僚とのコミュニケーション支援
- ストレスマネジメントや生活面の調整
- 必要に応じて、医療・福祉との連携
「こんなときどうすればいいんだろう?」という疑問や、「話を聞いてほしい」という気持ちを受け止め、解決に向けて一緒に考えます。
◆ 事例紹介①:人間関係で悩んだAさん
20代・男性。一般事務職で就職後、上司との関係に悩み、「もう辞めたい」と感じていました。
エールのスタッフが定期面談で状況を聞き取り、本人の気持ちを整理。
その上で、上司にも配慮をお願いし、**「声かけのタイミング」や「指示の伝え方」**などを調整。
数週間後、Aさんは「仕事がやりやすくなった」と感じ、自信を取り戻しました。
◆ 事例紹介②:体調に波があるBさん
30代・女性。就職後、緊張と疲れから体調を崩しやすくなりました。
スタッフは医療機関とも連携しながら、勤務時間の調整や休憩の取り方を一緒に見直し。
半年後には、無理のない範囲でフルタイム勤務が可能に。
「自分のペースで働けるってありがたい」と、前向きな気持ちで継続されています。
◆ 定着支援=“依存”ではなく“成長”の後押し
「定着支援を受けるってことは、自立できてないってこと?」
そう思われる方もいるかもしれません。
でも私たちは、定着支援は“自立”を支えるための仕組みだと考えています。
困ったときに「頼れる場所」があるからこそ、人は安心して挑戦できます。
だから、支援を受けながら少しずつ経験を積んでいくことが、とても大切なのです。
◆ 最後に
「就職して終わり」ではありません。
むしろ、「就職してからこそ支援がある」ことが、長く働き続けるためのカギです。
エールは、就職後の不安も見据えて、**一人ひとりに合った“定着支援”**を行っています。
「働き続けられるか不安…」という方も、どうぞ安心してご相談ください。